ディープクレンジングとは?通常のクレンジングとの違い・角栓の仕組みと頻度の目安【2026】

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ディープクレンジングとは?通常のクレンジングとの違い・角栓の仕組みと頻度の目安【2026】

最終更新: 2026年10月10日 毎晩クレンジングも洗顔もしているのに、鼻のザラつきが残っている。そんな朝、ありませんか?「もっとしっかり落とさなきゃ」と思って、ついゴシゴシ洗ってしまう気持ちもわかります。 でも実は、毛穴の中の角栓は皮脂と古い角層が何層にも重なった硬いかたまりです。

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毎晩クレンジングも洗顔もしているのに、鼻のザラつきが残っている。そんな朝、ありませんか?「もっとしっかり落とさなきゃ」と思って、ついゴシゴシ洗ってしまう気持ちもわかります。

でも実は、毛穴の中の角栓は皮脂と古い角層が何層にも重なった硬いかたまりです。花王の研究では、その構造が「年輪のように重なった強固な構造」と表現されています。メイクを落とすための通常のクレンジングでは、そもそも届きにくい汚れなんです。

そこで出てくるのが「ディープクレンジング」という考え方。ここでは、通常のクレンジングとの違いと、初心者が無理なく始めるための手順をまとめます。

この記事の要点
・ディープクレンジングとは、毛穴の角栓や詰まりまで落とすことを狙った「強めの洗浄ケア」の通称で、公的な定義はない
・通常のクレンジングはメイクなどの油性の汚れを油に溶かして落とすもので、角栓は皮脂と角層が層状に固まっているため落ちにくい
・方法は温め・酵素・クレイ・スクラブ・角栓をほぐす成分などがあり、頻度は製品の表示に従い、洗いすぎない

ディープクレンジングとは|通常のクレンジングとの違い

ディープクレンジングとは、通常のクレンジングと洗顔では落ちにくい角栓や毛穴詰まりまで落とすことを狙ったケアの総称です。ただし、法律や業界団体が決めた用語ではありません。

美容図鑑編集部が厚生労働省・消費者庁・日本化粧品工業会(JCIA)の情報を調べたところ、「ディープクレンジング」の公的な定義は見つかりませんでした。美容メディアでは、肌を温めて毛穴をゆるめるケアや、酵素・クレイ・スクラブ・角栓をほぐす成分を使うケアを指して使われています。いわば「通常より一歩踏み込んで落とすケア」の呼び名です。

DHCのように「ディープクレンジング」をシリーズ名として使っているブランドもあります。売り場でこの言葉を見かけたら、「ケアの種類」なのか「商品名」なのかを分けて読むと混乱しません。

通常のクレンジングは「メイクを油で溶かす」もの

日本化粧品工業会(JCIA)の解説によると、クレンジング料の基本的な働きは、メイクなどの油性の成分を油に溶かして落とすことです。拭き取るタイプと水で洗い流すタイプがあり、剤型もクリームやオイルなど複数あります。

JCIAは、洗浄の基本を次の3点にまとめています。

  • 肌に不要な汚れを落とす
  • よくすすいで、洗浄料も落とす
  • 天然保湿因子(NMF=角層の中で水分を抱え込む成分)や細胞間脂質(角層の細胞どうしをつなぐ脂質)は残す

つまり、通常のクレンジングは「落とす」と「残す」の両立を前提にしたケアです。

違いを表で整理

比較項目 通常のクレンジング ディープクレンジング
主な対象 メイク・油性の汚れ 角栓・毛穴詰まり
落とし方 油に溶かす 温め・酵素・クレイなど
用語の位置づけ 化粧品の分類 通称(公的定義なし)
頻度 メイクの有無・製品の用途に応じて 製品表示に従う
主な注意点 すすぎ残し 洗いすぎ・こすりすぎ

いちばん大きな違いは「狙う汚れ」です。ただしDHCのようにメイクと角栓汚れの両方を意識した製品もあり、用途は製品ごとに異なります。パッケージや公式情報で用途・使い方・頻度を確認し、洗浄をむやみに重ねないようにしてください。

ディープクレンジングでできること|角栓の仕組みから考える

ディープクレンジングが狙うのは、毛穴の中で固まった角栓です。角栓の構造を知ると、なぜ普通に洗っても落ちにくいのかがわかります。

角栓は「皮脂と角層のミルフィーユ」

「角栓って皮脂の汚れでしょ?」と思っている人、多くないですか?でも実態は少し違います。花王公式の解説では、角栓は固体の皮脂と古い角層(タンパク質)が絡まり合って固まったものです。

花王の研究記事(2021年12月1日付)では、その断面を「タンパク質の殻―皮脂―タンパク質の殻―皮脂…」と説明し、ミルフィーユにたとえています。油だけのかたまりではないので、油に溶かすクレンジングだけでは崩しにくいわけです。しかも毛穴の中に埋もれているため、洗浄剤の力もこする力も届きにくいとされています。

角栓は皮脂由来の固体脂と剥離角層が毛穴の中で「年輪のように重なった強固な構造」
出典: 花王 ニュースリリース(2026年2月3日付)https://www.kao.com/jp/newsroom/news/release/2026/20260203-001/

鼻だけじゃない、顔全体の角栓

角栓は小鼻に多いと知られてきました。ところが花王の同研究では、頬やおでこなど顔全体にも多数あることが確認されたと記載されています。花王が20〜50代の160人を調べた資料では、頬の角栓の面積と年齢に相関が見られました。この結果だけで、年齢とともに一人ひとりの角栓の数が増えるとはいえません。

なお同記事では、「年齢とともに皮脂の割合が減り、タンパク質の割合が増えて落ちにくくなる」という点は仮説の扱いです。確定した事実ではないので、ここは参考程度に読んでください。

「ほぐしてから出す」という技術

花王は2017年に、自社処方としてトロメタミンという成分で角栓をほぐし、自発的に崩壊させる「角栓崩壊洗浄技術」を開発したとしています。花王の説明する仕組みは3段階です。

  1. トロメタミンがタンパク質をゆるめ、角栓の内部に浸透する
  2. 固体の脂を水に溶けやすい状態に変える
  3. すすぐと角栓の内部に水が入り込み、角栓が自ら崩壊する

トロメタミンは、ふだんは化粧品のpH調整剤として使われる成分です。花王は「洗浄成分として用いる独自処方」と説明し、単に配合するだけでは角栓に作用しないとしています。また、角栓が完全にバラバラになるわけではないとも明記されています。

2026年2月3日付のリリースでは、平均粒径が数十µmの親水性ミクロパウダーが、ほぐれた角栓を吸着して毛穴の外へ出しやすくするとされています。2021年の研究記事には、トロメタミン入りの洗顔料を4週間使い続けたところ毛穴の面積が「有意に」減ったとあります。ただし具体的な数値は示されていません。

なお、これは花王の特定処方についての報告で、すべての角栓ケア製品に共通する仕組みではありません。編集部としては、角栓は「強くこすって削る」より、製品の表示に沿ってやさしく洗う発想で考えるのが無難だと考えます。

ディープクレンジングの始め方|初心者の3ステップ

角栓ケアをうたう製品には、普段のメイク落としや洗顔として使うものと、追加して使うものがあります。はじめての人は、製品ごとの用途・使用方法・頻度を確認しながら、次の順番で進めてください。

ステップ1:まず毎日のクレンジングを見直す

最初にやるべきは、ふだんのクレンジングでメイクをきちんと落とせているかの確認です。メイクが残ったまま別のケアを重ねても、狙いがぼやけてしまいます。クレンジングの剤型の選び方は、別記事「オイル・バーム・ミルクの使い分け」で詳しく解説しています。

ステップ2:方法を1つだけ選ぶ

美容メディアで紹介されているディープ系の方法は、主に次のタイプです。

方法 どんなケアか 向いている人
温め 温めてから洗う方法もある(角栓が落ちるとは断定できません。熱いタオルやこすり洗いは避ける) 手軽に始めたい
酵素 酵素配合の洗顔料を使う 洗顔で取り入れたい
クレイ 泥(クレイ)配合の製品を使う 皮脂が気になる
スクラブ 粒で物理的に落とす 粒子を含む洗顔料です。製品の注意表示を守り、強くこすらず、目の周りや粒子が目に入ることを避けてください。刺激を感じたら使用を中止
角栓をほぐす成分 角栓崩壊洗浄技術など 小鼻のザラつき

最初は1つに絞ってください。複数を同時に始めると、肌に合わなかったときに原因がわからなくなります。酵素タイプは別記事「酵素洗顔とは?仕組みと選び方」で、角質ケア成分は「AHA・BHA・PHAの違い」で整理しています。

ステップ3:頻度は製品表示に合わせる

美容メディアでは、週1〜2回がすすめられる製品もあれば、毎日使える設計をうたう製品もあると紹介されています。つまり「何回が正解」は製品ごとに違うということ。使用頻度はパッケージの表示に従うのが確実です。

初めての製品はパッチテストから
新しいディープクレンジング製品は、いきなり顔全体に使わず、腕の内側など目立たない場所で試してから使い始めてください。初回は角栓が気になる小鼻など、範囲をしぼって様子を見ると安心です。問題がなくても、使用中に赤み・かゆみ・ヒリつきが出たら中止してください。

ディープクレンジングを使うときに気をつけること

ディープクレンジングで最も避けたいのは、洗いすぎとこすりすぎです。落とす力が強いケアほど、守るべき成分まで流してしまうリスクがあります。

JCIAの解説には、はっきりとこう書かれています。

洗い過ぎや、強くこすり過ぎることは良くありません
出典: 日本化粧品工業会(JCIA)「洗浄料(クレンジング)」https://www.jcia.org/user/public/knowledge/explain/cleanser

ザラつきが取れるまで続けない

「角栓が見えなくなるまで」と毎日強めのケアを重ねてしまうパターン、ありがちですよね?ところが角栓は顔全体にあり、すぐにゼロにはなりません。完全に取り切ることを目標にせず、表示どおりの頻度で続けてください。

洗ったあとはすぐ保湿

JCIAは、洗ったあとの肌は乾燥しやすいため、保湿などのスキンケアを早めに行うよう呼びかけています。ディープクレンジングをした日ほど、化粧水と乳液・クリームまでの流れを手早く済ませるのが基本です。順番と量は「スキンケアの順番と量の基本」、バリアを支える成分は「セラミドとは?」が参考になります。

洗浄成分の性質も見ておく

JCIAによると、中性・弱酸性の界面活性剤は肌への浸透性が低く、NMFや細胞間脂質を溶かし出しにくいと言われています。乾燥しやすい人は、こうした穏やかな洗浄設計の製品から試すのもひとつの手です。

こんなときは使用を中止して皮膚科へ
赤み・ヒリつき・かゆみが出たときは、すぐに使用を中止してください。炎症をともなう重いニキビや湿疹がある部分には、ディープクレンジングを使わないでください。症状が続く場合は、皮膚科への相談をおすすめします。

ディープクレンジングのよくある質問

ディープクレンジングについて、初心者がつまずきやすい疑問をまとめました。

ディープクレンジングとは何ですか?

角栓や毛穴詰まりまで落とすことを狙ったケアの通称です。温め・酵素・クレイ・スクラブ・角栓をほぐす成分などを使います。公的機関による定義はありません。

通常のクレンジングとの違いは?

通常のクレンジングは、メイクなど油性の汚れを油に溶かして落とすものです(JCIA)。ディープクレンジングは、皮脂と角層が固まった角栓を狙う点が特徴です(製品によりメイク落としを兼ねるものもあります)。

角栓はなぜ普通の洗顔で落ちにくいのですか?

花王の研究では、角栓は皮脂とタンパク質が層状に重なった構造です。毛穴の中に埋もれているため、洗浄剤もこする力も届きにくいとされています。

毎日使ってもいいですか?

製品によって異なります。週1〜2回向けの製品もあれば、毎日使える設計をうたう製品もあります。パッケージに書かれた使用頻度に従ってください。

角栓は鼻だけにできるものですか?

いいえ。花王の研究では、頬やおでこなど顔全体にも多数あることが確認されています。頬の角栓の面積と年齢に相関が見られたとする資料がありますが、加齢で一人ひとりの角栓が増えるとまではいえません。

ディープクレンジングのあとに必要なケアは?

保湿です。JCIAは、洗ったあとの肌は乾燥しやすいため、早めに保湿するよう呼びかけています。

トロメタミンが入っていれば角栓に効きますか?

花王は、トロメタミンを単に配合するだけでは角栓に作用しないとしています。同社の技術は、洗浄成分として使う独自処方が前提です。

まとめ|ディープクレンジングは製品の用途を確認してから

「普通に洗っているのに毛穴が気になる」というモヤモヤ、ありませんでしたか?でも実は、落ちにくい理由は角栓の構造にありました。ポイントを振り返ります。

  • ディープクレンジングとは角栓・毛穴詰まりを狙うケアの通称で、公的な定義はない
  • 一般にクレンジング料はメイクなどの油性汚れを落とすもの。角栓汚れを特徴とする製品もあり、用途は製品ごとに確認する
  • 角栓は皮脂とタンパク質が層状に重なった構造。花王はほぐして洗い流す自社技術を報告している(全製品共通の仕組みではない)
  • 方法は1つに絞り、用途と頻度は製品の表示に従う
  • 洗いすぎ・こすりすぎを避け、洗ったあとはすぐ保湿する

この記事で紹介したおすすめアイテム

製品名 おすすめの理由
DHC ディープクレンジング シリーズ 「ディープクレンジング」をシリーズ名に掲げるブランド。シリーズ内に複数の製品があるため、リンク先で製品名と用途を確認してください
ビオレ 角栓ケア洗顔料 花王が角栓崩壊洗浄技術を採用する製品を展開するブランド。採用製品は限られるため、リンク先で製品名と使用方法を確認してください

選ぶならこの順番です。まず毎日のクレンジングでメイクをしっかり落とし、角栓が気になる場合は、製品ごとの用途・使用方法・頻度を確認して1品だけ選んでください。洗浄を重ねすぎないことが大切です。

次の週末、小鼻だけに範囲をしぼって1回試してみてください。翌朝の肌の状態を確認しつつ、頻度は必ず製品の表示に従ってください。

肌への感じ方には個人差があります。異常を感じた場合は使用を中止し、皮膚科への相談をおすすめします。

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執筆・編集: 美容図鑑編集部 / 公開日: 2026-10-10 / 最終更新: 2026-10-10

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