スキンケア:PHAとは?AHA・BHAとの違いを初心者向けにわかりやすく解説|低刺激な角質ケア成分の選び方

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あごや小鼻のザラつき、ちゃんと保湿しているのになぜか残る……そんな朝、ありませんか?ピーリングは気になるけれど「刺激が強そう」「初心者には難しそう」と、ドラッグストアの棚の前で手が止まってしまう人、多いですよね。

でも実は、いま角質ケア初心者から注目を集めているのが「PHA」という成分です。AHA・BHAに次ぐ”第三世代の酸”と呼ばれていて、作用が穏やかでマイルドなのが最大の持ち味。

この記事では、美容専門誌『美的』2026年6月号の「NEOピーリング」特集をもとに、PHAとは何か、AHA・BHAとどう違うのか、そして初心者向けの始め方までを美容図鑑編集部が整理していきます。

この記事の要点
・PHA(ポリヒドロキシ酸)はAHA・BHAに次ぐ第三世代の酸。分子量が大きく肌のごく表層にのみ作用するためマイルド
・全成分表示名はグルコノラクトンやラクトビオン酸など。韓国発の「水光ピーリング」成分として注目された角質ケア成分
・初心者はマイルドな低刺激タイプから。井田ラボラトリーズ スキンクリアセラム HM(¥1,650・2026年6月時点)のような毎日使える先行美容液が入口になる

PHA(ポリヒドロキシ酸)とは?第三世代の酸をやさしく解説

PHAとは、ポリヒドロキシ酸(Polyhydroxy Acid)の略で、古い角質にやさしくアプローチする角質ケア成分です。AHA、BHAに次ぐ”第三世代の酸”とも呼ばれています。

『美的』2026年6月号の「NEOピーリング」特集によると、PHAは水系の酸で、肌の生まれ変わりのリズムを整え、角層ケアに向いた成分。全成分表示名としては、グルコノラクトンやラクトビオン酸などが該当します。

ここで「酸」と聞くと、ピリピリする刺激を思い浮かべる人もいるかもしれません。ところがPHAの場合は事情が少し違います。複数の成分がつながり合った”複合分子”で分子量が大きく、肌の表面にのみ作用するため、刺激を感じにくくマイルドに使えるのが特徴なんです。

もともとは韓国発の「水光ピーリング」成分として脚光を浴び、ブームになった経緯があります。「ツヤのある澄んだ肌に整えたいけれど、強い角質ケアはこわい」という人にとって、ちょうどいい立ち位置の成分というわけです。

角質ケアは「やればやるほど良い」ものではありません。古い角質は肌を守るバリアの一部でもあるため、必要な分だけやさしくオフするのが基本。PHAのようなマイルドな成分は、この”やりすぎない角質ケア”の考え方と相性が良い成分です。

AHA・BHA・PHAの違いを比較表で整理

AHA・BHA・PHAの違いは、ざっくり言えば「どこに、どれくらいの強さで作用するか」にあります。「酸=全部同じようなもの」と思っていた人、意外と多いんじゃないですか?でも実は、得意分野がはっきり分かれています。

角質ケアに使われる酸は、大きく次の3タイプに整理できます。AHAは水溶性で、肌表面の古い角質にアプローチするタイプ。代表的な成分にグリコール酸や乳酸があります。BHAは油になじみやすい性質を持ち、皮脂や毛穴まわりが気になる肌と相性が良いタイプ。

そして第三世代と呼ばれるPHAは、分子量が大きいぶん肌のごく表層にとどまって働くため、3タイプの中でもっともマイルド。この「作用する深さ」と「刺激の出やすさ」の関係を表にすると、選ぶときの目安がつかみやすくなります。

種類 代表的な成分 主に作用する場所 刺激の目安 向いている人
AHA グリコール酸・乳酸 肌表面の古い角質 ふつう〜やや強め ザラつき・くすみが気になる人
BHA サリチル酸 皮脂・毛穴まわり 毛穴ケア向き 毛穴の詰まり・テカリが気になる人
PHA グルコノラクトン・ラクトビオン酸 肌のごく表層のみ マイルド 初心者・刺激が苦手な人

3つを並べてみると、PHAが「角質ケアデビューに向いている理由」が見えてきます。肌のごく表層にしか作用しないので、いきなり攻めの酸ケアに踏み込むのが不安な人でも取り入れやすい。編集部としては、これまで角質ケアを避けてきた人ほど、まずPHAから試す価値があると考えています。

なお、酸ケアに少し慣れてターンオーバーをもう一段サポートしたい場合は、レチノールのような成分を段階的に取り入れる選択肢もあります。ただし併用は刺激が重なりやすいため、敏感肌の人は導入手順を丁寧に踏むのが安心です。

PHAでできる角質ケアと向いている肌タイプ

PHAでできるのは、古い角質をやさしくオフして、肌のなめらかさや明るさの印象を整えること。攻めのピーリングというより、「日々のメンテナンスとして続ける角質ケア」が得意分野です。

たとえば、化粧水がなじみにくい、ファンデのノリがいまひとつ、小鼻のザラつきが指に引っかかる——こうした”ちょっとした不調”は、古い角質が肌表面にたまっているサインのことがあります。PHA配合アイテムを取り入れることで、こうしたザラつきケアの入口になります。

『美的』2026年6月号の特集では、酸ケアの強さを肌タイプ別に3段階で示しています。読者代表のお試しレポートでは、こんな声も紹介されていました。

普段は拭き取り化粧水を使っていないので最初は「面倒かな?」と思ったのですが、あごや小鼻横のザラつきが速攻でツルツルに整って感動。こんなにイイなら習慣化できます!

— 『美的』2026年6月号「NEOピーリング」特集 読者代表お試しレポート(美的.com/biteki.com)

自分がどのレベルから始めればいいか迷ったら、次の目安が参考になります。

  • M(Mild):肌が弱い人でも取り入れやすい、マイルドなレベル
  • N(Normal):程よく積極的にケアしたい人向け
  • A(Active):攻めのケア。肌が安定しているときに

初心者なら、まずはMレベルから。肌が落ち着いていて、もう少しケアを足したいと感じたらNへ、というステップが現実的です。「肌が安定しているとき」という条件は意外と見落とされがちなので、覚えておいてください。

PHA配合アイテムの始め方|初心者向けの選び方と手順

PHA配合スキンケアの始め方は、「アイテムを1つだけ取り入れる」ところからがおすすめです。あれもこれもと同時に増やすと、後述するやりすぎの原因になります。

まず最初の1本に向くのが、毎日使えるマイルドな先行美容液や化粧水。『美的』2026年6月号の特集でも、デイリー使い向けとして複数のPHA配合アイテムが紹介されていました。価格はいずれも2026年6月時点の参考価格です。

たとえば井田ラボラトリーズ カントリー&ストリーム スキンクリアセラム HM(¥1,650/30ml)は、PHAと乳酸を配合したマイルドな先行美容液。プチプラで毎日のケアに組み込みやすいのが魅力です。もう少し角質ケアの実感を求めるなら、明色化粧品 メディショット PA15角質ケア濃美容液(¥1,650/30ml)のように、PHAを高濃度配合(メーカー表示)し、AHAやBHAも加えてマルチに働きかけるタイプもあります。

化粧水で取り入れたい人には、エトヴォス アルティモイストピールローション(限定品・¥3,960/150ml)。PHAでマイルドにピーリングケアをしながら保湿も同時にできる設計です。拭き取りタイプが好みなら、SAM’U ボーンパンテノールピールトナー(¥2,970/180ml)のようなPHA配合の拭き取り化粧水という選択肢もあります。

手順そのものはシンプルです。

  1. 洗顔で肌を清潔にする
  2. PHA配合アイテム(先行美容液や拭き取り化粧水など)を、製品の使い方に沿って取り入れる
  3. 化粧水・乳液・クリームなど、いつもの保湿でしっかりフタをする

ポイントは、最後の保湿を省かないこと。角質ケアのあとは肌がデリケートになりやすいので、保湿までをワンセットで考えてください。クレンジング段階で角質ケアをしたい場合は、シロク FAS ザ クリア クレンジングジェル クール(限定品・¥5,940/180ml)のように、PHAを豊富に含む発酵はちみつエキスを配合したクレンジングジェルもあります。

使うときに気をつけること

PHAはマイルドな成分ですが、「マイルドだから何をしてもいい」わけではありません。初心者がつまずきやすいのは、複数の角質ケアアイテムを一度に重ねてしまうケースです。

『美的』2026年6月号の特集でも触れられていますが、1回のお手入れで導入美容液も化粧水も美容液も……と複数のピーリングアイテムを組み合わせると、場合によってはやりすぎになってしまうことがあります。同じ濃度の酸でも、拭き取りで使うのとパックのように使うのとでは肌への作用の強さが変わり、化粧水の前か後かでも浸透に差が出ます。

やりすぎのサインは肌が教えてくれます。特集では「いつもの化粧水が染みたり、すぐに痒く感じたらやりすぎのサイン」と紹介されていました。赤みが出たり皮がむけたりとトラブルになる前に、お手入れをお休みしたり、使う頻度を見直してください。

もうひとつ気をつけたいのが、強い角質ケアアイテムの”かけ合わせ”です。PHAアイテムに、別のAHA・BHA製品やスクラブを毎日重ねると、刺激が積み上がってしまいます。まずはPHAアイテム1つを基準にして、肌の様子を見ながら調整するのが安全です。

新しい酸ケアを始めるときは、念のため腕の内側などで試すパッチテストをしておくと安心。また、強い赤み・かゆみ・湿疹など肌トラブルが続く場合は、自己判断でケアを続けず、皮膚科への相談をおすすめします。

PHAについてよくある質問(FAQ)

PHAに関して初心者が抱きやすい疑問を、ソースに基づいてまとめました。

PHAとは何の略ですか?

PHAはポリヒドロキシ酸(Polyhydroxy Acid)の略です。AHA、BHAに次ぐ第三世代の酸と呼ばれ、全成分表示名としてはグルコノラクトンやラクトビオン酸などが該当します。

PHAはAHAやBHAと何が違いますか?

最大の違いは作用するマイルドさです。PHAは複数の成分がつながり合った複合分子で分子量が大きく、肌のごく表層にのみ作用するため、AHAやBHAに比べて刺激を感じにくいとされています。

PHAは敏感肌や初心者でも使えますか?

作用が穏やかで肌表面のみに働きかけるため、酸ケア初心者にも取り入れやすい成分です。ただし肌が弱い人はマイルドなタイプを選び、肌が安定しているときに少量から始めるのが目安になります。

PHA配合アイテムは毎日使ってもいいですか?

特集では毎日使えるタイプのアイテムが複数紹介されています。一方で、複数のピーリングアイテムを同時に重ねるとやりすぎになることがあるため、まずは1アイテムから始め、肌の調子を見て頻度を調整してください。

拭き取りとパック、どちらの使い方がいいですか?

同じ濃度の酸でも、拭き取りで使うかパックのように使うかで肌への作用の強さが変わります。化粧水の前か後かでも浸透に差が出るため、初心者は製品に記載された正しい使用方法と使用量を守るのが基本です。

PHAでザラつき以外にケアできることはありますか?

PHAは古い角質をやさしくオフして肌を整える成分です。角質がたまることで起きやすい、化粧水のなじみにくさやメイクのノリの低下といった印象面のケアの入口になります。具体的な効能は製品ごとに異なるため、各製品の表示を確認してください。

まとめ|PHAは「マイルドに角質ケアを始めたい人」の入口

「酸ケアって興味はあるけど、こわくて手を出せない」——そんな状態のまま、なんとなく避け続けてきた人、いませんでしたか?でも実は、判断軸さえ持てば最初の1本はすぐに選べます。

  • PHA(ポリヒドロキシ酸)はAHA・BHAに次ぐ第三世代の酸で、肌のごく表層にのみ作用するマイルドな角質ケア成分
  • 全成分表示名はグルコノラクトンやラクトビオン酸など。韓国発の「水光ピーリング」成分として注目された
  • 初心者はMレベルのマイルドタイプから、肌が安定しているときに1アイテムだけ取り入れるのが安全
  • 複数の酸を重ねず、染みる・痒いと感じたら休む。保湿までをワンセットにする

角質ケア初心者がまず選ぶべきは、毎日使えるマイルドなPHA配合アイテム。プチプラで先行美容液から始めたいなら井田ラボラトリーズ スキンクリアセラム HM、保湿しながら取り入れたいなら化粧水タイプ、というように「自分のケア手順に足しやすい形」で選ぶと続けやすくなります。

この記事で紹介したおすすめアイテム

製品名 おすすめの理由 価格帯
井田ラボラトリーズ カントリー&ストリーム スキンクリアセラム HM PHAと乳酸を配合したマイルドな先行美容液。プチプラで毎日のケアに組み込みやすく、初心者の最初の1本に向く 約1,650円・30ml(2026年6月時点)
明色化粧品 メディショット PA15角質ケア濃美容液 PHAを高濃度配合(メーカー表示)し、AHA・BHAも加えてマルチに働きかける。実感を求めたい人向け 約1,650円・30ml(2026年6月時点)
エトヴォス アルティモイストピールローション(限定品) PHAでマイルドにピーリングケアをしながら保湿も同時にできる化粧水。乾燥が気になる人に 約3,960円・150ml(2026年6月時点)

まずは1アイテムを2〜3週間、いつものスキンケアに足してみると、ザラつきや肌のなめらかさの変化を実感しやすくなります。肌が落ち着いてきたら、AHA・BHAへの一歩を検討するのもいいタイミング。なお肌への効果には個人差があり、合わないと感じたときは使用を控えてください。トラブルが続く場合は皮膚科への相談をおすすめします。

執筆・編集: 美容図鑑編集部 / 公開日: 2026-06-23 / 最終更新: 2026-06-23

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